青春は遠くになりにけり。
二十代の後半からの10年間、表参道にある職場で過ごした。
そこでの10年の間には、自分との軋轢と融和、職場の同僚や先輩との友情、
専門職としてのスキルアップ、人とのぶつかり合い、理解、共感・・・
今も整理しきれないことも含め、青春(ちょっと遅目ね)の全てが詰まっている。
付き合っていた頃の旦那との思い出や、人に言えない笑っちゃうようなことも。
表参道で打合が入り、久しぶりに道草を食いながら
かつての自分の居場所をひとつひとつたどって来た。
当時を共有した友人達への手紙のつもりでブログへアップする。
新緑のケヤキ並み木。
また背丈伸びたように見える。
ケヤキの木の下が
心地よい季節になった。
駅からの通勤路へはいっていく。
多少の変化はあるが、クレヨンハウスは相変わらずのにぎわい。
仕事が煮詰まると
絵本を漁りに行っては息抜きをした。
地下のレストランからは、ワイワイと人の声が
溢れかえっている。
クレヨンハウスを通り過ぎいつもの角を曲がる。
ほどなく、懐かしい木が見えてくる。
ここから入り、あせってタイムカードを押した。
建物の様子は、すっかり変わった。
骨組みだけは利用したのか、構造をなぞることはできるが。
まだ何も入っていない状態。
朝礼の行われた中庭ポーチ。 自分が写るガラス面。
この場所にあった建物も、建築の専門書で紹介されていて
建築科の学生らがよく見学しに来ていた。
一体何が入るんだろうなぁ・・・。
そのまま道也に下っていくと、リニューアルしたBAMBOO。
妙に白々した様相になって、馴染みにくい。
やっぱり昔のあのBAMBOOの方が好きだなぁ。
あの頃は毎日何度もここを通ったので
ここの入り口で客案内をしてたメキシコ人と仲良くなって
母国のおみやげ物をもらったこともあった。
いつも停車してたあのリムジンの代わりに、高そうなバイク。
あの運転手の人、どうしてるかなぁ。
ここに一室、デザイン室が与えられていた。
今は、跡形もなくなって
新しい表参道の顔のひとつとして紹介されるビルが建っている。
朝から晩まで、下手すると休日も、自分の家にいるより長い時間を過ごした。
大事なものはここにおき、宝物がいっぱい集まった。
本社から離れているエアポケットみたいな空間で
先輩や上司も息をぬいて本音をふっと聞かせてくれることもあった。
仕事だけでは、見られない個人的な顔を見られたのも、今は思い出のひとつ。
・・・不思議な場所だった。
寄り道からメイン通りに出ると、
去年オープンした表参道ヒルズの姿。
私も東京を離れる。
お互いにどんどん変わっていく。
期待と不安と
ちょっとだけ寂しさも入り混じって
寄り道をあとにした。
{おまけのカット} ここにいるよ~!
そこでの10年の間には、自分との軋轢と融和、職場の同僚や先輩との友情、
専門職としてのスキルアップ、人とのぶつかり合い、理解、共感・・・
今も整理しきれないことも含め、青春(ちょっと遅目ね)の全てが詰まっている。
付き合っていた頃の旦那との思い出や、人に言えない笑っちゃうようなことも。
表参道で打合が入り、久しぶりに道草を食いながら
かつての自分の居場所をひとつひとつたどって来た。
当時を共有した友人達への手紙のつもりでブログへアップする。
新緑のケヤキ並み木。
また背丈伸びたように見える。
ケヤキの木の下が
心地よい季節になった。
駅からの通勤路へはいっていく。
多少の変化はあるが、クレヨンハウスは相変わらずのにぎわい。
仕事が煮詰まると
絵本を漁りに行っては息抜きをした。
地下のレストランからは、ワイワイと人の声が
溢れかえっている。
クレヨンハウスを通り過ぎいつもの角を曲がる。
ほどなく、懐かしい木が見えてくる。
ここから入り、あせってタイムカードを押した。
建物の様子は、すっかり変わった。
骨組みだけは利用したのか、構造をなぞることはできるが。
まだ何も入っていない状態。
朝礼の行われた中庭ポーチ。 自分が写るガラス面。
この場所にあった建物も、建築の専門書で紹介されていて
建築科の学生らがよく見学しに来ていた。
一体何が入るんだろうなぁ・・・。
そのまま道也に下っていくと、リニューアルしたBAMBOO。
妙に白々した様相になって、馴染みにくい。
やっぱり昔のあのBAMBOOの方が好きだなぁ。
あの頃は毎日何度もここを通ったので
ここの入り口で客案内をしてたメキシコ人と仲良くなって
母国のおみやげ物をもらったこともあった。
いつも停車してたあのリムジンの代わりに、高そうなバイク。
あの運転手の人、どうしてるかなぁ。
ここに一室、デザイン室が与えられていた。
今は、跡形もなくなって
新しい表参道の顔のひとつとして紹介されるビルが建っている。
朝から晩まで、下手すると休日も、自分の家にいるより長い時間を過ごした。
大事なものはここにおき、宝物がいっぱい集まった。
本社から離れているエアポケットみたいな空間で
先輩や上司も息をぬいて本音をふっと聞かせてくれることもあった。
仕事だけでは、見られない個人的な顔を見られたのも、今は思い出のひとつ。
・・・不思議な場所だった。
寄り道からメイン通りに出ると、
去年オープンした表参道ヒルズの姿。
私も東京を離れる。
お互いにどんどん変わっていく。
期待と不安と
ちょっとだけ寂しさも入り混じって
寄り道をあとにした。
by n_home
| 2007-05-25 21:35
| ひとりごと